お問い合わせAIを知る段階から、業務に合わせて作って使う段階へ。受講者Yさんの3ヶ月
NotionとGoogleカレンダーの連携、Obsidian/GitHubによる情報基盤、Claude Codeでの分析レポート生成、Codex・Hermes Agentのセットアップまで。実務テーマを題材に、AI活用を“自分で試せる状態”へ近づけた受講事例です。
- 編集
- MINAGA編集部
- テーマ
- 実務AI活用
- 読了
- 約6分

CASE SUMMARY
実務テーマから始めたAI活用
Yさんの受講は、単に新しいAIツールを順番に学ぶものではありませんでした。Notionのタスク管理、Googleカレンダー連携、Obsidianでの情報整理、分析レポート生成など、実際の業務や関心テーマを題材にしながら進んでいきました。
その中で見えてきたのは、AI活用は「便利なツールを知っているか」ではなく、「自分の業務に合わせて、何を作り、どう使うか」で差が出るということです。Yさんは3ヶ月を通じて、AIを質問相手として使う段階から、業務に合わせて仕組みを作る段階へ進みました。
受講中にできたこと
受講中に扱ったテーマは、情報整理、自動化、分析、AIエージェント運用まで広がりました。ここでは、公開可能な範囲で代表的な取り組みを整理します。
NotionタスクをGoogleカレンダーへ接続
Notion上のタスクを取得してGoogleカレンダーに登録する流れを構築。定期実行の設計まで見据えて、日々の予定管理を自動化候補として整理しました。
ObsidianとGitHubで情報基盤を整備
WebページやYouTube文字起こし、KindleハイライトをObsidianへ取り込み、GitHubのプライベートリポジトリで自動同期できる状態を作りました。
Claude Codeで分析レポート生成ツールを作成
ゲーム名とIDを入力するだけで、概要、人気の理由、アップデート履歴、戦略分析まで含むレポートを自動生成する仕組みを完成させました。
Codexデスクトップアプリをセットアップ
Codexの基本設定、Appshot、モバイル連携、スライド制作の考え方を確認し、業務利用とクリエイティブ制作の両方に使う入口を作りました。
Hermes AgentをSlack連携まで動作確認
SlackからAIエージェントに依頼し、画像生成や企業リストアップができる状態までセットアップ。プロジェクトごとに役割を分ける運用も検討しました。
日々の記録・申請業務の自動化を検討
日々の振り返りをAIで整理してObsidianへ取り込む仕組みや、カレンダーから交通費申請に必要な情報を整理する流れを題材にしました。
学びとして残ったこと
Yさんにとって大きかったのは、AIに一度投げて終わりではなく、出力を見ながら依頼の仕方を調整していく感覚をつかめたことです。Claude Codeに実際に触れ、モデル切り替えやスキル化の順序を体験したことで、AI活用の手触りが変わっていきました。
いきなり仕組み化するのではなく、まずチャットで試し、動き方が見えたものをスキル化する順序が定着につながりました。
うまく出ないときにモデルを切り替える、依頼文を直す、結果を見て次の指示を出すという判断そのものが実務で使う力になります。
スライド作成や調査のような重めのテーマは、AIへの依頼を分け、結果を見ながら次の依頼へ進める設計が重要です。
Obsidian、GitHub、学習ポータルのように、素材・課題・成果を置く場所があると、単発の学習ではなく継続的な活用に移しやすくなります。
次に見えた課題
取り組みが進むほど、次の課題も見えてきます。特に重要だったのは、「自動化できる業務をどう洗い出すか」です。交通費申請のように毎月発生する業務は効果が見えやすい一方、最初の段階では見落とされやすい領域でもあります。
業務棚卸しの精度を上げる
ツール起点ではなく、毎月・毎週くり返している業務から自動化候補を見つける。
高頻度タスクから始める
交通費申請のように発生頻度が高く、効果が見えやすい業務を優先する。
分析・資料作成の型を増やす
データ分析、外部説明資料、スライド作成など、AIに任せる型を少しずつ増やす。
定期勉強会・個別相談
研修後も新しいAI活用に向き合う時間と、つまずいたときに聞ける導線を用意する。
法人研修への示唆
この事例から見えるのは、AI研修では「何ができるか」を教えるだけでは足りないということです。受講者自身の業務に近い題材を選び、定型業務、情報整理、資料作成、分析などへどう接続するかを一緒に考える必要があります。
法人研修でも、部署や担当者ごとに日々の業務を棚卸しし、実例を見ながら活用テーマを選ぶことが重要です。LMSや学習ポータルで課題・資料・進捗を整理しながら進めることで、AIを“知っている”状態から“現場で作って使える”状態へ進めやすくなります。
編集部注
本記事では、受講者本人や所属先が特定されないよう、実名、会社名、固有事業、非公開の会話内容を伏せて構成しています。
AI BOOST CAMP